ポケモンカードゲームPocketは本日、待望のトレード機能を実装したが、先週の情報漏洩時よりもさらに強い不満がプレイヤーから噴出している。
欠陥のあるトレードシステム
新トレード機能の過剰な要件と制限について、SNSにはコミュニティからの苦情が殺到している。先週の発表で一部の制限は知られていたものの、アイテム消費の事実は不愉快な驚きとして明らかになった。
トレードには通常プレイでは入手できない2種類のリソースが必要だ。まず「トレードスタミナ」――時間経過か課金通貨ポケゴールドで補充可能な再生型リソース(ただし上限あり)が必要となる。
トレードトークンの問題点
2つ目の要件はさらに議論を呼んでいる。高価値カード(3ダイヤ以上)のトレードには、貴重なカードを破棄することでしか入手できない「トレードトークン」が必要だ:
- 3ダイヤカードを破棄しても25トークンしか得られない
- 1スターレアカードはわずか100トークンに変換
- exポケモン(4ダイヤ)カード1枚のトレードに5枚を犠牲にする必要
- 最希少クラウンドカードでさえexトレード3回分のトークンしか産まない
コミュニティの反発
「このアップデートはプレイヤーの知性を侮辱している」とRedditユーザーhurtbowlerは多数の支持を集めた投稿で指摘。「システムの貪欲さは合理的な限界を超えている――タイトルから『トレード』の文字を消すべきだ」
特に批判されている点:
- カード1枚あたり面倒な15秒の変換プロセス
- 同じカードを3枚所有しなければ破棄できない
- 2スターレア以上カードは完全にトレード不可
収益化への懸念
このシステムは、トレード機能実装前から2億ドルの収益を上げていると報告されるポケモンカードゲームPocketの収益増加を目的に設計されているようだ。
「この搾取的なシステムは継続的なパック購入を強要する」とRedditユーザーACNLは分析。「トークンの代替入手手段がないことは、利益最大化のために意図的に設計された証左だ」
開発元の沈黙
先週フィードバックを考慮すると表明していた株式会社クリーチャーズは、今回の圧倒的批判に一切応答していない。事前声明では改善の可能性が示唆されていたが、実装システムにはその痕跡が見られない。
この論争は、ポケモンカードゲームPocketのダイヤモンド&パール拡張を直前に控えたタイミングで発生し、今後のゲーム運営方針に対する懸念を増幅させている。